2009年10月14日水曜日

比較憲法学会とは

比較憲法学会は、2年余にわたる「比較憲法学研究会」の地道な活動を経た後、1989年4月17日の設立総会をもって「学会」として発足しました。本学会は日本学術会議協力学術研究団体です。

従来の比較憲法学は、その対象領域が限定され、日本対外国を主たる研究分野として発展してきましたが、国際化の波は、そうした方法の限界を認識させるに至り ました。そこで本学会は、従来あまり重要視されてこなかった地域研究を積極的に行い、研究対象領域をより幅広くとらえることによって、比較憲法学に多角的な新しい視点を導入することを、創設目的の一つに掲げました。

以来、本学会は、年に1回のペースで研究会・総会を重ね、学会誌『比較憲法学研究』を発行し、早くも第3回には、ソ連・東欧を含む世界諸国の憲法学者を一堂に集めて「国際比較憲法会議1990」を成功させました。国際比較憲法会議は、その後も1996年と2005年に開催されています。
また本学会は、故田上穣治初代理事長の遺志を尊重し、会員の学術研究活動を奨励するため、田上穣治賞設け、すぐれた研究業績を顕彰し、さらなる研鑽と研究の発展を支援しています。

研究者、大学院生、実務家の皆様のご入会を心よりお待ちしております。
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